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 pixivより、連載中の『四葉学院殺人事件』を公開します。後、今回は第1話目の1週目を載せますね。※本文は下記より、スタートです。

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<四葉学院殺人事件 ~1週目 大道寺知世によるメモ~>

被害者・・・今村菜桜(2日目),小田原勇一郎(1日目),雨寺輝(1日目),東堂紅葉(殺されたは2日目の夜、発見したのは3日目の朝),瀬戸強(2日目の夕方に発見)
容疑者・・・雨寺輝,小田原勇一郎,天王寺霧花,東堂紅葉,今村菜桜,瀬戸強,二条彩夏,白峰椿,李小狼,柊沢エリオル※知世が小狼とエリオルは勝手に、犯人扱いしただけで、2人は全く、関係無い。但し、自分とさくらとケルベロスは除外する。


「絶対に、犯人は李君ですわ。」
「おい、大道寺!俺は犯人じゃないぞ。出鱈目な事を言うのは大概にしろよ!」
「あら、李君には、アリバイが無いでしょう。この仮別荘の外を1人でお散歩していたとの事ですが、誰か、証明出来る方が居るのですの?雪が降っているにも拘らず、出て行くのは流石に、居ないでしょう。ましてや、寒がりの貴方が何かの理由無しに出て行くのは考えにくいですわね。」
 恐らく、知世達3人は2日目に起こった事件の時の2人のアリバイをリビングのテーブルで確認している様だ。しかし、知世が余りにも的外れな事を言っているので、小狼とエリオルは呆れている。
「だ・か・ら、さくらがどうしても、スキーをしに行きたいと言うもんだから、外に出たって、さっきから言ってるだろ!その事はお前も知っているだろう。もう良い!俺が自分の無実を証明するから。怪しいのは柊沢の方だろ?アイツ、自室で、本を読んでいたと言っているが恐らく、1人だったはずだ。だから、アイツのアリバイは成立しない!アイツが雨寺達を殺したんだろ?」
「李君、馬鹿な事を言わないで下さい。僕がどうやって、外に出たって、言うんですか?」
「お前は魔法を使って、ワープして外に出たんだよ。」
「李君!そんな事をしたら、貴方やさくらさん達にバレる恐れが有るので、出来る筈が有りません。全員を殺す動機は僕に有りませんよ。しかも、僕の服は雪で濡れていないでしょ。そういえば、言うのを忘れていました。椿さんが僕の部屋に来ました。僕のアリバイは彼女が証明してくれる筈ですよ。」
「はい、実はこれはただの冗談ですの。お2人共、すみませんでした。」
 2人は知世に対して、呆れた顔をする。
「僕の推理では、犯人は1人ではなく、複数居ますよ。死んだ人間の中にも、恐らく、犯人が居ます。あきら君は小田原君に自分を殺す様に頼みました。今村君を冷凍室に閉じ込めて、殺そうとしたのは瀬戸君と東堂さんです。小田原君(ナイフで滅多刺しにした。)と瀬戸君(殺した後で、雪の中に埋めた。)と東堂さんを殺したのは霧花さんです。霧花さんを殺そうと考えているのは今村君と二条さんと椿さんです。後、東堂さんの部屋に有った首の無い死体は東堂さんではなく、あきら君です。彼女の死体は霧花さんが何処かに、棄てたんでしょう。」
 真面目な顔で、本当の推理をするエリオル。
「じゃあ、アイツの首は何処に有るんだよ?」
「恐らく、冷凍室に在る筈ですよ。霧花さんはそれを自宅に持って帰るつもりだと思います。」
「その発想は気持ち悪いぞ。」
 小狼は青ざめた顔で言った。
「私も、李君と同意件です。まぁ、私なら、生きた彼の写真をカメラで撮って・・・」
 知世は両頬に手を当てて、嬉しそうに言った。
「それは違う意味で、気持ち悪いぞ。まぁ、霧花さんよりはマシだがな。」
 小狼は呆れた顔で知世に言った。
「先程から、お前に言おうと思ったんだが、柊沢お前、こんな時によく、お茶なんて、飲んでいられるなぁ。人が死んだんぞ。よく平然としていられるな。お前は名探偵ポ○ロのつもりか?俺はこんな時に、食欲なんて無いんだから。死体の有った冷凍室の食材なんて、食べられるかよ。」
「李君、まぁ、落ち着いて下さいな!明日の3日目の朝、もみじちゃんの遺体を捜しに行きませんか?このままじゃ、もみじちゃんが余りにも、可哀想ですわ。先程、私が冷凍室を捜しに行ったのですが、彼女の遺体は在りませんでしたわ。恐らく、彼女の遺体は外の誰も行かない場所に隠して在ると思いますわ。」
「でしょうね。僕も、そう思っていました。」
 エリオルは知世の意見に納得する。
 同じ頃、彩夏(さやか)は菜桜(なお)を看病する為に、菜桜の居る部屋に居た。
「大分、落ち着きましたから、会長は俺にずっと、付きっきりで疲れたでしょう。少し休んだ方が宜しいんじゃないですか?」
 ベットに寝ている菜桜は首だけこっちに向けて、彩夏に言った。
「大丈夫よ。今日は天王寺君と同じ部屋でなるから。」
「て、/////天王寺って、呼ぶなって、何度言ったら分かんだよ、彩夏。俺は天王寺家の人間は嫌いなんだよ。しかし、母さんは好きだから、別。」
「今村君、ごめんなさい。そんなに嫌だったの知らなくて。それって、お姉さんのせいなの?」
「だったら、何!分かってんなら、聞くなよ。」
 菜桜はそう言うとそっぽを向く。
「大丈夫よ。今村君の事は私が守ってあげるからね。」
 彩夏は菜桜の手を両手で握った。
「か、/////勝手にしな。」
 菜桜は顔を赤らめて、素っ気ない態度で言った。
 翌朝、小狼達(桜とケルベロスと美琴は除く。)は知世が昨日言っていた通り、吊り橋の下に有る洞穴の中を捜してみると、東堂紅葉の遺体を見つけた。そう、彼女は輝の格好がさせられていたのだ。
「犯人は小説やドラマなどで、お馴染みの死体の入れ替えトリックをしようと思ったのでしょうか?」
「でしょうね。大道寺さんは相変わらず、ミステリーが好きなんですね。」
 エリオルは顔は笑顔だが、内心呆れている。
(大道寺のミステリーオタクめ。こんな時に、よくそんな事を言ってられるな。聞いて呆れる。)
 勿論、小狼も呆れている。
「大道寺!お前は馬鹿なのか?」
「こうしては、居られませんわぁ~!一刻も早く、犯人を捕まえませんと!」
「おい、聞けよ、大道寺!お~い!」
 知世は小狼の事を無視して、勝手に捜査を始める。
(全く、大道寺は人の話を聞かない。)
「確かに、知世ちゃんの言う通りですわね。ただ、こういう事は警察に任された方が宜しいかと思いますわ。」
「白峰さんの仰る事は分からなくもないですね。」
 エリオルは椿に同意する。
「白峰さん!しかし、迎えに来るのは5日後です。犠牲者をこれ以上、増やさない様にしましょうね。」
(まぁ、今回は全滅でしょうね。)
「おい柊沢お前!今、何か、言ったか?」
「李君、聞こえてしまいましたか。」
「それは業とだろ。」
「だったら、やる事は勿論、解ってるでしょうね。」
「あぁ、分かってる。1日目に巻き戻すんだな。」
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プロフィール
HN:
碧 茶々(みどり ちゃちゃ)
年齢:
38
性別:
女性
誕生日:
1986/01/06
職業:
フリーター
趣味:
Jopの音楽を聴く事と読書
自己紹介:
このブログのプロフィールは「Chocolateparfait」と同じです。上記は「Chocolateparfait」のURLです。

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