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今まで、書いてみたいと思った作品をアップしようと思います。作品のタイトルは<こんな奴のマネージャーなんてごめんだ~マネージャーとわがままアイドル~>です。本編の前に、登場人物を紹介しておきます。
<こんな奴のマネージャーなんてごめんだ~マネージャーとわがままアイドル~の登場人物紹介>
李小狼・・・鏡音レンのマネージャー。レンのわがまま過ぎる行動に、手を妬いている。
鏡音レン・・・人気アイドルタレント。自己中心的な性格。可愛い女の子が大好き。自分が一番じゃないと納得行かない。歌の得意ジャンルは演歌・ロック・フォーク・バラードなど。得意な楽器はピアノ,ギター。
Sakura(木之本桜)・・・人気モデル。本業はモデルで、たまに、女優もやっている。レンとは共演NG。
大道寺知世・・・Sakuraのメイクさん。
雨寺あきら(雨寺輝)・・・元ボーカルユニット「リトルフェアリー」のボーカル(高音)担当のTERU(テル)。今は演歌歌手をやっている。ピアノとギターとボーカル(低音)担当のHAL(ハル)は今はモデルにやっている。
白峰椿・・・元ボーカルユニット「リトルフェアリー」のピアノとギターとボーカル担当のHAL。美しい容姿が目に留まり、モデルにスカウトされた。あきらに「リトルフェアリー」をやろうと、誘った人物でもある。
他
※この小説はオリキャラを含みます。後、CCSとボーカロイドのコラボになっております。そういうのが苦手な方は読むのはお控え下さい。
<こんな奴のマネージャーなんてごめんだ~マネージャーとわがままアイドル~第1話>
[ACT1:レン]
僕は雨寺あきら。演歌歌手だ。でも、最近、中々、目が出ない。
僕の楽屋に、僕のマネージャーが焦った顔でツインテールを振り乱しながら、駆け込んで来た。
「どうしたんですか、三原さん。そんなに慌てて。」
僕はマネージャーの三原千春に聞いた。
「どうしたも、こうしたもないでしょ!何を寛いでるのよ、馬鹿。お茶なんて、飲んでる場合じゃないでしょっ!あの例のアイドルと仕事する事が決まったの。あきらが嫌なら、やらなくても、良いんだからね。あぁ、やだ!やだ!」
千春は呆れた顔で言った。
「そのアイドルって、何方なんですか?」
「えっ!?アンタ、知らないの?」
「知りません。僕はそういうのは、疎いんです。」
「トラブルメーカーで、有名なイケメンアイドル鏡音レンよ。私はあんな子、大嫌いなの。」
千春は溜息を吐きながら、言った。
「年齢は16歳。最近は、歌だけでなく、俳優もやっているそうよ。」
千春はあきらに説明した。
「そうなんですか。仕事は一体、何をするんですか?」
「あの子と一緒に、音楽番組に出るの。」
千春は困った顔で答える。
そこへ、青い髪のイケメン男がやって来た。
「もしかして、貴方が鏡音レン君ですか?すっごく、イケメンなんですね。」
「いんや、違うよ。僕は鏡音レンの兄の始音快斗です。君、可愛いねぇ!今度、お茶どうかなぁ?」
始音快斗は千春をナンパした。
「冷やかしでしたら、帰って下さい!」
千春は呆れた顔で、快斗に言った。
「貴方はうちのマネージャーに、何をしてるんですか?」
あきらは話って入る。
「ごめんねぇ。なんか、いつもの癖でつい、やっちゃうんだよね。そういう君も、可愛いよぉ~!」
快斗は謝るつもりは全くない。
「おい、コラァ~!うちのあきらに、障るんじゃねぇ!っていうか、この子はこう見えても、男の子なんです。」
千春は快斗に、突っ込みを入れる。
「ええっ、な、何!?君は元ヤンなの?うわぁ~!すっごく、怖いんだけど!」
快斗は大袈裟に驚く。
「元ヤン?私、元ヤンじゃありません。」
千春は首を傾げながら、言った。
「快斗アンタ、こんな所で、何やってるの?」
胸が大きい綺麗な女性が快斗を咎める。どうも、この人は彼のマネージャーらしい。
「うわぁ~、め~ちゃん!僕を態々、迎えに来てくれたんだねぇ!」
快斗はマネージャーの咲音芽衣子に抱きつく。
「コラッ!いちいち、くっ付くな。バカイト!三原さん、うちの快斗がご迷惑をお掛けしたみたいで、本当にすみません。ほら、アンタも、謝んなさい!」
芽衣子は無理矢理、快斗に頭を下げさせた。
「いっ、たいよ、め~ちゃん!ごめんなさい!」
快斗は痛がりながら、謝った。
「うちも、同じ音楽番組に出るので、宜しく、お願いします。さぁ、帰るよ、快斗?」
芽衣子は2人に対して、丁寧に挨拶する。
「は~い!うん、じゃあね、あきら君!み~ちゃん!」
2人はあきらの楽屋を出て行く。
「はぁ!?誰がみ~ちゃんよ?み~ちゃんって、呼ぶんじゃないわよ!私は猫じゃないんだけど!なんて、失礼な人なの。」
千春は快斗に対して、怒っていた。
「確かに、そうですね。」
あきらは千春に同意する。
そこへ、焦げ茶色の髪の男が困った顔で、あきらの楽屋のドアをノックする。
「もう、お昼なんで、お話は手短に、お願いしますね。」
千春は疎ましそうに言った。
「そんな、長いはしません。」
男は溜息を吐きながら、言った。
「貴方はあの鏡音レンのマネージャーの李小狼さんですよね?」
「あっ、はい、そうです。アイツがわがまま過ぎて、非常に、困ってるんですよ。うちのレンとその子と交換しませんか?その子だったら、楽そうですしね。」
「はぁ?この子だったら、楽そうですって!?よく、そんな事が言えるわね。すっごく、大変ですよ!彼は引っ込み思案でね、口下手で自分の意見は言えない子なんです。彼がここへ、来れたのは彼女のお陰なんです。」
「勿論、良く知ってます。元ボーカルユニット「リトルフェアリー」の白峰椿さんですよね。」
小狼は千春に答える。
「あぁ、それは俺も知ってるよ!あの美人な人でしょ!」
その後ろから、小柄な金髪の美少年がしゃしゃり、出て来た。彼こそが鏡音レンである。
「初めまして!僕はイケメンアイドルの鏡音レンです。宜しくね!君、可愛いね!僕の彼女にしてあげるね!」
レンは嬉しそうに、あきらの手を握る。
「おい、レン!」
「ん~?何、どうしたの、小狼?」
「困ってるだろ。今直ぐ、その手を離せ。」
「っていうかさぁ、マネージャーの分際で、口出しないでくれるかなぁ?俺の勝手じゃん!」
レンは小狼に対して、怒った顔で言った。
「こんな可愛い子が居たらさ、こくらずには、いられなくなるは普通じゃん!」
レンは嬉しそうな顔で言った。
「いや、僕は男なんですけど。」
「嘘じゃないの。こんな可愛いのに、男なはずないよね。あはははっ!それ、マジで言ってんの?」
レンは疑わしい目で、あきらを睨みながら言う。
「ねぇ、嘘でしょ!僕は本気で怒るよ!」
「もう、怒ってるでしょ!じゃあ、言わせて貰うけど、お前みたいな馴れ馴れしい奴、正直、僕は苦手だ。とっと、出て行け!もう、顔を見たくないし、声も聞きたくない!」
「何それ、逆切れ?ふ~ん!でもさ、自分の意見、ちゃんと、言えんじゃん!けどさぁ、僕はますます、君の事、気に入っちゃったよ!フフフフッ!これからも、宜しくね、あきら君!」
レンは嬉しそうな顔で、あきらに言った。
「ねぇ、2人共、どこへ行くの?」
「今後の話が有るから、行って来るね。」
千春はレンに言うと、小狼と楽屋を後にする。
「やっと、2人きりになれたね!あっ、美味しそうなお弁当だね!それ、手作り?」
「手作りだけど。」
「エビフライ、頂きます!う~ん、美味しい!僕も、手作りなんだよ!僕のあげるね!」
レンは自分の楽屋に、弁当を取りに行って、直ぐに、戻って来た。
「僕ね、料理が得意だから、料理番組の今日のレシピに、出たい位なんだよ。」
「あっそ!だったら、マネージャーにお願いしてみれば、良いだろ。」
「それがしてくれないから、困ってるんだ。まず、僕のお弁当、食べてみてよ!今日のはね、すっごく、自信作なんだよ。」
レンはあきらに、自分の作った弁当を無理矢理、押し付けて来た。
「あきら君が食べるまで、ちゃんと、見てるからね?捨てたら、招致しないからね!」
(うっわぁ~、焼き肉弁当だ。よりによって、僕の苦手な物だ。災厄だ。今日はなんて、日なんだ!見るだけ、胃が痛くなりそうだな。)
「あれぇ~?もしかして、お肉嫌いなの?意外だなぁ!ああ、そうそう!君のお弁当は僕が全部、食べちゃうからね!」
レンはあきらを尻目に、嬉しそうな顔で言った。
「べ、別に、食べないなんて、一言も言ってない!だ、出された物はちゃんと、食べるよ。」
あきらは焦った顔で、レンに言った。
「偉いね!でもね、うちのマネージャーの小狼は嫌いな物が入ってるだけで、食べないもん!そう、嫌いな物はこんにゃくだったね。それ、美味しいのにね。」
レンは溜息を付きながら、言った。
あきらは焼き肉弁当を宣言通り、全てを平らげた。
「うちのマネージャーは人参が入ってるだけで、食べない。人参が世の中に無ければ良いのにって、いつも言ってる。」
あきらは溜息を付きながら、言った。
とあるカフェでお茶をしているあきらとレンのマネージャー達は思わず、くしゃみをする。
(誰かが私の悪い噂しているのね。許さないんだからね。)
(ったく。誰だ、俺の悪い噂しているのは?会ったら、ただじゃ、済まさないんだからな。覚えてろよ。)
2人は憤慨する。
「先程の交換の話、乗ってあげなくはないわよ。」
「あの、良いんですか?」
「気が変わったの。良いわよ。1週間限定だけどね。」
「有り難うございます。それより、気になった事が有るんですが。」
「なぁに?」
「雨寺あきらって、年齢非公開なんですよね。見た目は若く見える様なんですが、実際の所、何歳なんですか?うちのレンと同い年なんですか?」
小狼はあきらの事を不思議に思い、千春に聞いてみた。
「あきらは『永遠の15歳』って設定で売ってるけど、レン君と同い年じゃないわよ。実は、・・・私達と同い年なんだけど。」
千春は躊躇いながら、小狼に答えた。
「なっ!?何だってぇっ!?いやいや、そんなはずはない。三原さん、悪い冗談は止してくれ。」
「それ、マジなんだけどさ。あっ!この事はここだけの内緒ね。」
千春は口元に人差し指を立てて言った。
「そんなの嘘だあぁ~!」
小狼は思わず、絶叫した。
「で、どうして、15歳なんだ?」
「それはなんとなく。」
(適当過ぎだろ。)
2人が話している所へ、黒髪のADと思われる細い眼の長身の若い男が現れた。ADとは、アシスタントディレクターの事である。
「お取り込み中の所、すみませんが、お2人共、時間が押しているそうですので、そろそろ戻って来る様にと柊沢ディレクターが言っておられましたよ。」
「はぁ?ADさん、私達は今忙しいんですが、後にしてくれますか。」
千春はADに言った。
「早く、戻らないと怒られますよ。」
(僕は怒られるの嫌だもん。)
(私はそのディレクターさんが苦手なんだよね。)
(俺はそのディレクターさんが苦手だ。絶対に、会いたくないぞ。)
「どうなっても、知りませんからね。」
ADは困った顔をして、去って行った。
2へ続く
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プロフィール
HN:
碧 茶々(みどり ちゃちゃ)
年齢:
38
性別:
女性
誕生日:
1986/01/06
職業:
フリーター
趣味:
Jopの音楽を聴く事と読書
自己紹介:
このブログのプロフィールは「Chocolateparfait」と同じです。上記は「Chocolateparfait」のURLです。
pixivでは淀川秋桜(よどがわコスモス)で活躍してます。後、詩の作者で御影美琴又はMikotoもあたしです。
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