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<君が好きじゃ、駄目ですか?(エリオル他)第5話>
輝は急いで居間に戻って来た。
桜「お帰り、雨寺君!そんなに急いで、どうしたの?」
桜は驚いた様に言った。
輝「あ、その、お、お婆様が柊沢を連れて来る様にと仰られたので、急いでとんできた!」
エリオル「そうですか!今、直ぐに、お婆様の所に迎いましょう!雨寺君!」
輝とエリオルは再び、居間を出て行ってしまった。桜と小狼は再び2人ぼっちになってしまったのである。
桜「あのね!小狼君!」
小狼「何だ?さくら!」
桜「エリオル君は結局、鏡の事を具体的に話してくれなかったよね!」
小狼「ああ、そうだな!アイツは何考えてるんだか、判らないな!」
桜「ホントだね!」
?「ホントに判りゃないよ!クロウ・リードにぇ!」
桜「うん、そうだね!」
小狼「さくら!?お前、誰と話してるんだ?」
桜「縁側の白い猫さんと話してるんだけど、それがどしたの?小狼君!」
小狼「白い猫!?」
白い猫「あい、白いにぇこの美琴(みこと)ちゃんでしゅよ!良い加減に覚えてくだちゃいにゃ!」
桜「ミィちゃんか!覚えとくよ!ミィちゃんは鏡の事は知ってるの?」
小狼(こんな奴に聞いて、大丈夫なのか?)
美琴「あい!勿論だお!さくりゃちゃん!りゃって、あやめの相棒、遣ってたくりゃいだかりゃ、あたちに判りゅのでしゅよ!お茶の子さいさいなのでしゅよ!」
小狼「はぁ?何年前の話だよ?」
美琴「戦国時代のこりょの話でしゅよ!あたちは永遠の十代なのでしゅよ!」
桜「ほえええ!?そうなの?ミィちゃん!」
桜は美琴の発言に驚いたのだ。
小狼「はぁ~!」
(聞かなければよかった!)
小狼は美琴に聞いた事を後悔した。
小狼「お前はあの鏡の事を知ってるって言ったよな?美琴!」
美琴「あい、言いましたでしゅよ!あの鏡は未来やら、過去やらを映し出しゅ鏡にゃんでしゅよ!」
小狼「な、何だってぇ~!?」
桜「ええぇ~!?そうなの?ミィちゃん!」
美琴「あい、そうだお!でも、後、願いを叶えてくれるんだお!」
小狼(柊沢いや、クロウ・リードの奴は妙なの物を作りやがって~!帰って来たら、タダじゃおかないからな~!)
小狼を手に拳を作りながら、エリオルに対して、怒りを覚えた。
小狼「さくら!」
桜「な~に?どうしたの?小狼君!」
小狼「アイツが例の鏡を持って帰って来たら、例の鏡を壊すぞ!さくら!良いな?」
(アイツが考えてる事はろくな事がないからな!)
桜「う、うん!解ったよ!小狼君!」
(何か、知らないけど、小狼君、怒ってるよぉ~!)
暫くすると、エリオルと輝が戻って来たのである。
エリオル「さくらさん!李君!お待たせしました!あれぇ?李君、どうかしたのですか?」
小狼「話は美琴から聞いたぞ!とんでもない鏡を作りやがって~!」
エリオル「美琴!?美琴から聞いたんですか!あの子は口が軽いですね!後で、お仕置きをしないといけませんね!」
美琴「あう~、りゃって、りゃって、元はいえば、そっちがわりゅいんでだお!」
エリオル「美琴、お前の言い訳なんて聞きたくないぞ!」
美琴「あう、あう、あきりゃ、あたちの事をこの人が苛めりゅよ!」
美琴は輝に縋りついた。
輝「美琴、自業自得だろうが!そんな言い訳が通用するか!」
美琴「あう、あう、あきりゃの意地悪!あたちはわりゅくないもん!」
美琴は輝の発言にむくれた顔をしている。
エリオル「まぁ、皆さん!落ち着いて下さい!」
桜「私はこんな時に落ち着いて、なんか、いられないよぉ!エリオル君はこんな時に良く落ち着いていられるよね?自分のやった事、解ってるの?」
エリオル「勿論、解ってますよ!さくらさん!」
小狼「お前は絶対に解ってないだろう?」
エリオル「はい?貴方は突然、しゃしゃり、出て来て、何を言ってるんですか?」
小狼「こんな物を作って、何をするやらかそうと、思ったんだ?お前は!」
エリオル「まぁ、それは色々とですね、・・・」
小狼「絶対、ろくでもない事に使う為に作ったんだろ?」
輝「ホントに!?そうなのか?柊沢!」
美琴「エリオルはわりゅい子なのでしゅ!」
桜「どうなの?エリオル君!」
エリオル「皆さん、口々に言わないで下さい!まず、冷静になりましょう!実は壊す前に使ってみたいんですよ!」
桜「ほえ?何に使うの?エリオル君!」
エリオル「雨寺君の事が知りたいんですよ!」
輝「はぁ?」
小狼「やっぱり、お前はろくでもない事に使おうとしてるだろ?」
エリオル「李君、貴方は少し黙ってて下さい!この鏡で実は真実が解るですよ!」
美琴「あたちはあきりゃの本当ににょの事は観たくにゃいよぉ~!」
輝「本当に好きな人とか、解るのか?柊沢!」
エリオル「勿論、解りますよ!」
エリオルは鏡の封印を解くと、数分後、エリオルはまた、話し始めた。
エリオル「雨寺君、貴方の本当の想い人は・・・」
輝「僕の本当の想い人は誰だっていうんだ?勿体ぶらないで、早く言えよ?柊沢!」
エリオル「そう急かさないで下さいよ!雨寺君!貴方の本当の想い人は椿さんですよ!もう一人の理由は言いませんけどね!」
小狼(どうせ、コイツの事だから、魔法に魅かれてたって、言うに決まっているけどな!)
エリオル「結局、雨寺君は私の事はどうでも良かったんですね!」
輝「何か、言ったか?柊沢!」
エリオル「ただの私の独り言ですよ!気にしないで下さい!」
エリオルは輝にそういうと俯いてしまった。
エリオル「さくらさん!李君!こんな物はとっと壊しちゃって下さい!」
輝「ちょっ、ちょっと、待った!もう一人(紅葉)の理由が知りたい!気になるしなぁ!」
エリオル「それを知ったら、貴方は絶対に後悔しますよ!」
輝「!?」
桜・小狼「!?」
輝「い、何時でも、覚悟は出来ている!」
エリオル「本当ですか?彼女は・・・少し前までは、人間だった様ですが、・・・今は人間ではありません!」
輝「どういう意味だ?」
エリオル「それは自分で調べて下さい!」
輝「!?」
(何だ?その不敵な笑みは?人を馬鹿にしてるのか!)
「解ったよ!自分で調べれば、良いんだろう!」
輝は投げやりにエリオルに答えた。
エリオル「その言い方、物凄くムカつきますねぇ!貴方は喧嘩売ってるんですか?」
輝「あ~あ、柊沢は人の気も知らないで良く言えるなぁ!」
エリオル「何がですか?あきら君!」
桜「もう~、2人と喧嘩しちゃぁ駄目でしょ!」
小狼「もう、嫌だ、コイツらは!」
桜と小狼は呆れた顔で2人に言った。
小狼「俺達はお前らの喧嘩を観に来たわけじゃないんだぞ!」
桜「そうだよ!」
エリオル「僕は喧嘩なんてしたくないんですけど、あっちが勝手につっかってくるんですよ!」
輝「そんな事、良く言えたもんだわ!お前との前世の記憶は嫌な事しかない!」
エリオル「例えば、どんな事ですか?」
輝「女の子を沢山、連れて歩いているとかさ、・・・」
エリオル「はい?そんな覚えは私にはありませんけどね!」
輝「僕、いや、私が男の子と一緒に居る時、恋人同士と勘違いしてみたりしてただろう?」
エリオル「年頃の女の子ですから、有りそうな事じゃないですかぁ?」
輝「あれは依頼人だ!妙な勘違いするんじゃない!あのお前が連れていたのは遊女じゃないのか?」
エリオル「いい加減にしてくれませんか?だったら、どうなんですか?」
エリオルは開き直って言う。
輝「あんな者達を神聖な場所に連れて来てもらったら、困るし、神聖な場所がけがれる!」
桜と小狼は輝の意見に納得した顔をしている。
輝「先程の事はお前が言っていた多分、全部嘘だ!」
エリオル「いえ、半分は本当の事で半分はほんの冗談のつもりで言っただけですよ!」
輝「だったら、本当の事を言え!」
エリオル「それを言ったら、貴方が困るだけですよ!」
輝「別に良い!」
エリオル「貴方は知らないかもしれませんが、四葉(よつば)学院には悪魔の様な危険な人達が居るんですよ!」
輝「うちの学校に限って、そんな馬鹿な事があってたまるもんか!」
小狼「柊沢の言う通り、有り得る話だなぁ!」
輝「えっ!?何を言ってるのか、さっぱり判らないなぁ!」
小狼「それは、・・・その、・・・」
エリオル「貴方の容姿に問題があるんですよ!」
桜「そうだよね!エリオル君!私もそう思ってたよ!」
輝「な、何言ってるの?」
桜「うん!実はね、・・・」
小狼「さくら、もういい!」
桜「だって、可愛そうなんだもん!」
小狼「いや、だからって、・・・言う必要性があるのか?さくら!それは雨寺自身が気付かなきゃならない事だから、別にお前が気にする事じゃないだろ?」
桜「うん、そうだね!」
輝「お前らの言いたい事は解った!」
エリオル「本当ですか?でも、貴方のいとこには十分注意して下さいね!」
輝「いとこ?ああ、アイツかぁ!解った!気を付けるよ!」
桜と小狼とエリオルと美琴は輝の事が心配でならなかった。
美琴「でもさぁ、あんにゃがっこうかりゃ出れば、そういう事は少なくなるんじゃにゃいにょ?」
エリオル「いえ、そんな事をしても、何も変わらないと思いますよ!美琴!」
桜と小狼も、エリオルと同じ様に思っていた。
美琴「う~、良い意見だと思ったにょに~!にゃんで~!」
美琴はエリオルの意見に納得がいかなかったのである。
輝「あ~あ、先が思いやられるなぁ!何か、災厄だなぁ!まぁ、男だったら、殴れば済む事だしな!女の場合はどうすれば、良いのものか?さっぱり、判らん!」
小狼「確かにそうだなぁ!」
エリオル「李君は何を納得してるんですか?」
桜「雨寺君の言う通り、それは確かに難しい問題だよね!」
小狼「そうだな!」
エリオル「一人で悩まず、誰かに相談したらどうですか?雨寺君!」
輝「あ、はい!」
(一番、信用出来る人はあの人しか、居ないんだよなぁ?)
輝はあの人事、白峰椿に相談しようと思っているらしい。椿は輝の学校では先輩に当たる人だ。普段は少し頼りない(少しおっちょこちょいらしい)が、いざという時は頼りになる人である。
エリオル「どうかしたんですか?」
輝「い、/////いや、別に!」
エリオル「まぁ、良いですけどね!」
輝「!?」
エリオルは受け答えが意味ありげで怪しいと疑問に思った輝だが、あえて聞かなかった。
エリオル「そろそろ、帰らなくて、大丈夫なんですか?さくらさん!李君!(小狼は次いで。)」
桜「あっ、そうだ!今日は私がお当番だった!そろそろ、帰らなくちゃ、・・・」
小狼「俺が送る!」
桜「有り難う!小狼君!」
小狼「ああ!まぁ、それは良いんだが、お前こそ、帰らなくて大丈夫なのか?柊沢!」
桜「ホントだ!お家の人が心配するよ!」
エリオル「一人(奈久留)はアルバイトで居ないんですよ!」
輝「そんな事は僕には関係ない!帰れ!柊沢!」
エリオル「ああ、そうですか!良く判りました!今度、僕に会う時はちゃんと、礼儀というものを考えて下さいね?雨寺君!」
エリオルは輝に捨て台詞を吐くと怒って帰ってしまった。一方、呆然と立ちつくす2人。
小狼「お前はホントに柊沢の事が嫌いなんだなぁ!」
輝「き、/////嫌いだ!あんな奴!」
桜「雨寺君は、嫌いだって言ってるけど、エリオル君の事は本当は好きなんでしょ?」
輝「ち、/////違う!」
桜「好きなんだよね!でも、紅葉ちゃんと椿さんに気を使って、本当の事、言えないんだよね?」
輝「/////」
小狼「言えないんだ!」
小狼は輝を責める。
輝「うっ!」
(あんな前世の記憶何か、消えれば良いのに!何で今さら、思い出さなきゃいけないんだ!)
「い、いや、アイツが、クロウが、魔法で僕の記憶に細工したに違いない!そうだ!きっと、そうに違いあるまい!アイツの陰謀だ!」
桜・小狼「クロウさんがなの?/クロウがか?」
輝の発言に驚く2人。
美琴「あたちも、そう思う!クロウって、ひねくれやさんだもにょ!」
桜「ミィちゃん!」
小狼「美琴、言う通りかもな!ただ、何で、今頃、なんだろうなぁ?」
美琴「さぁね、あたちにはわかんにゃい!ただの気紛れなんじゃにゃいの!」
桜「気紛れって、何か、可哀想過ぎない?」
小狼「そうだな!さくら!」
美琴「きっと、クロウは可愛いから苛めたかったのでしゅよ!」
輝「お前はたのしそうだなぁ?美琴!」
美琴「ホントの事じゃにゃい?」
輝「じゃあ、今日の夕食は抜きで良いよな?美琴!」
美琴「それだけは勘弁して下さいませ!あきらちゃま!」
輝「一日位は食べなくても、大丈夫だろ!どうせ、今日も、神棚のお供え物のお菓子を勝手に食べてるんだろう?後、お爺様の仏壇のも!」
美琴「それ、あたちじゃにゃいもん!ケロちゃん(ケルベロス)だもん!昼間、ケロちゃんが遊びに来て食べちゃったんだもん!」
桜と小狼は美琴の発言を聞いて、憤慨する。
桜・小狼「何て、罰あたりな事を!」
美琴「お爺様の仏壇のお供え物の羊羹(ようかん)を勝手に食べてたもん!」
桜「ケロちゃん、そんな悪い事してたの!今日のケロちゃんの夕ご飯は抜きで良いよね?小狼君!」
小狼「良いんじゃないのか!さくら!」
桜「うん、そうだね!」
桜は小狼の意見に納得する。
輝「お前は疑われる事を二度とするなよ?美琴!」
美琴「あ~い!二度としにゃいよ!あきりゃ!」
桜達は美琴の発言を信じられない顔で聞いていた。
6へ
輝は急いで居間に戻って来た。
桜「お帰り、雨寺君!そんなに急いで、どうしたの?」
桜は驚いた様に言った。
輝「あ、その、お、お婆様が柊沢を連れて来る様にと仰られたので、急いでとんできた!」
エリオル「そうですか!今、直ぐに、お婆様の所に迎いましょう!雨寺君!」
輝とエリオルは再び、居間を出て行ってしまった。桜と小狼は再び2人ぼっちになってしまったのである。
桜「あのね!小狼君!」
小狼「何だ?さくら!」
桜「エリオル君は結局、鏡の事を具体的に話してくれなかったよね!」
小狼「ああ、そうだな!アイツは何考えてるんだか、判らないな!」
桜「ホントだね!」
?「ホントに判りゃないよ!クロウ・リードにぇ!」
桜「うん、そうだね!」
小狼「さくら!?お前、誰と話してるんだ?」
桜「縁側の白い猫さんと話してるんだけど、それがどしたの?小狼君!」
小狼「白い猫!?」
白い猫「あい、白いにぇこの美琴(みこと)ちゃんでしゅよ!良い加減に覚えてくだちゃいにゃ!」
桜「ミィちゃんか!覚えとくよ!ミィちゃんは鏡の事は知ってるの?」
小狼(こんな奴に聞いて、大丈夫なのか?)
美琴「あい!勿論だお!さくりゃちゃん!りゃって、あやめの相棒、遣ってたくりゃいだかりゃ、あたちに判りゅのでしゅよ!お茶の子さいさいなのでしゅよ!」
小狼「はぁ?何年前の話だよ?」
美琴「戦国時代のこりょの話でしゅよ!あたちは永遠の十代なのでしゅよ!」
桜「ほえええ!?そうなの?ミィちゃん!」
桜は美琴の発言に驚いたのだ。
小狼「はぁ~!」
(聞かなければよかった!)
小狼は美琴に聞いた事を後悔した。
小狼「お前はあの鏡の事を知ってるって言ったよな?美琴!」
美琴「あい、言いましたでしゅよ!あの鏡は未来やら、過去やらを映し出しゅ鏡にゃんでしゅよ!」
小狼「な、何だってぇ~!?」
桜「ええぇ~!?そうなの?ミィちゃん!」
美琴「あい、そうだお!でも、後、願いを叶えてくれるんだお!」
小狼(柊沢いや、クロウ・リードの奴は妙なの物を作りやがって~!帰って来たら、タダじゃおかないからな~!)
小狼を手に拳を作りながら、エリオルに対して、怒りを覚えた。
小狼「さくら!」
桜「な~に?どうしたの?小狼君!」
小狼「アイツが例の鏡を持って帰って来たら、例の鏡を壊すぞ!さくら!良いな?」
(アイツが考えてる事はろくな事がないからな!)
桜「う、うん!解ったよ!小狼君!」
(何か、知らないけど、小狼君、怒ってるよぉ~!)
暫くすると、エリオルと輝が戻って来たのである。
エリオル「さくらさん!李君!お待たせしました!あれぇ?李君、どうかしたのですか?」
小狼「話は美琴から聞いたぞ!とんでもない鏡を作りやがって~!」
エリオル「美琴!?美琴から聞いたんですか!あの子は口が軽いですね!後で、お仕置きをしないといけませんね!」
美琴「あう~、りゃって、りゃって、元はいえば、そっちがわりゅいんでだお!」
エリオル「美琴、お前の言い訳なんて聞きたくないぞ!」
美琴「あう、あう、あきりゃ、あたちの事をこの人が苛めりゅよ!」
美琴は輝に縋りついた。
輝「美琴、自業自得だろうが!そんな言い訳が通用するか!」
美琴「あう、あう、あきりゃの意地悪!あたちはわりゅくないもん!」
美琴は輝の発言にむくれた顔をしている。
エリオル「まぁ、皆さん!落ち着いて下さい!」
桜「私はこんな時に落ち着いて、なんか、いられないよぉ!エリオル君はこんな時に良く落ち着いていられるよね?自分のやった事、解ってるの?」
エリオル「勿論、解ってますよ!さくらさん!」
小狼「お前は絶対に解ってないだろう?」
エリオル「はい?貴方は突然、しゃしゃり、出て来て、何を言ってるんですか?」
小狼「こんな物を作って、何をするやらかそうと、思ったんだ?お前は!」
エリオル「まぁ、それは色々とですね、・・・」
小狼「絶対、ろくでもない事に使う為に作ったんだろ?」
輝「ホントに!?そうなのか?柊沢!」
美琴「エリオルはわりゅい子なのでしゅ!」
桜「どうなの?エリオル君!」
エリオル「皆さん、口々に言わないで下さい!まず、冷静になりましょう!実は壊す前に使ってみたいんですよ!」
桜「ほえ?何に使うの?エリオル君!」
エリオル「雨寺君の事が知りたいんですよ!」
輝「はぁ?」
小狼「やっぱり、お前はろくでもない事に使おうとしてるだろ?」
エリオル「李君、貴方は少し黙ってて下さい!この鏡で実は真実が解るですよ!」
美琴「あたちはあきりゃの本当ににょの事は観たくにゃいよぉ~!」
輝「本当に好きな人とか、解るのか?柊沢!」
エリオル「勿論、解りますよ!」
エリオルは鏡の封印を解くと、数分後、エリオルはまた、話し始めた。
エリオル「雨寺君、貴方の本当の想い人は・・・」
輝「僕の本当の想い人は誰だっていうんだ?勿体ぶらないで、早く言えよ?柊沢!」
エリオル「そう急かさないで下さいよ!雨寺君!貴方の本当の想い人は椿さんですよ!もう一人の理由は言いませんけどね!」
小狼(どうせ、コイツの事だから、魔法に魅かれてたって、言うに決まっているけどな!)
エリオル「結局、雨寺君は私の事はどうでも良かったんですね!」
輝「何か、言ったか?柊沢!」
エリオル「ただの私の独り言ですよ!気にしないで下さい!」
エリオルは輝にそういうと俯いてしまった。
エリオル「さくらさん!李君!こんな物はとっと壊しちゃって下さい!」
輝「ちょっ、ちょっと、待った!もう一人(紅葉)の理由が知りたい!気になるしなぁ!」
エリオル「それを知ったら、貴方は絶対に後悔しますよ!」
輝「!?」
桜・小狼「!?」
輝「い、何時でも、覚悟は出来ている!」
エリオル「本当ですか?彼女は・・・少し前までは、人間だった様ですが、・・・今は人間ではありません!」
輝「どういう意味だ?」
エリオル「それは自分で調べて下さい!」
輝「!?」
(何だ?その不敵な笑みは?人を馬鹿にしてるのか!)
「解ったよ!自分で調べれば、良いんだろう!」
輝は投げやりにエリオルに答えた。
エリオル「その言い方、物凄くムカつきますねぇ!貴方は喧嘩売ってるんですか?」
輝「あ~あ、柊沢は人の気も知らないで良く言えるなぁ!」
エリオル「何がですか?あきら君!」
桜「もう~、2人と喧嘩しちゃぁ駄目でしょ!」
小狼「もう、嫌だ、コイツらは!」
桜と小狼は呆れた顔で2人に言った。
小狼「俺達はお前らの喧嘩を観に来たわけじゃないんだぞ!」
桜「そうだよ!」
エリオル「僕は喧嘩なんてしたくないんですけど、あっちが勝手につっかってくるんですよ!」
輝「そんな事、良く言えたもんだわ!お前との前世の記憶は嫌な事しかない!」
エリオル「例えば、どんな事ですか?」
輝「女の子を沢山、連れて歩いているとかさ、・・・」
エリオル「はい?そんな覚えは私にはありませんけどね!」
輝「僕、いや、私が男の子と一緒に居る時、恋人同士と勘違いしてみたりしてただろう?」
エリオル「年頃の女の子ですから、有りそうな事じゃないですかぁ?」
輝「あれは依頼人だ!妙な勘違いするんじゃない!あのお前が連れていたのは遊女じゃないのか?」
エリオル「いい加減にしてくれませんか?だったら、どうなんですか?」
エリオルは開き直って言う。
輝「あんな者達を神聖な場所に連れて来てもらったら、困るし、神聖な場所がけがれる!」
桜と小狼は輝の意見に納得した顔をしている。
輝「先程の事はお前が言っていた多分、全部嘘だ!」
エリオル「いえ、半分は本当の事で半分はほんの冗談のつもりで言っただけですよ!」
輝「だったら、本当の事を言え!」
エリオル「それを言ったら、貴方が困るだけですよ!」
輝「別に良い!」
エリオル「貴方は知らないかもしれませんが、四葉(よつば)学院には悪魔の様な危険な人達が居るんですよ!」
輝「うちの学校に限って、そんな馬鹿な事があってたまるもんか!」
小狼「柊沢の言う通り、有り得る話だなぁ!」
輝「えっ!?何を言ってるのか、さっぱり判らないなぁ!」
小狼「それは、・・・その、・・・」
エリオル「貴方の容姿に問題があるんですよ!」
桜「そうだよね!エリオル君!私もそう思ってたよ!」
輝「な、何言ってるの?」
桜「うん!実はね、・・・」
小狼「さくら、もういい!」
桜「だって、可愛そうなんだもん!」
小狼「いや、だからって、・・・言う必要性があるのか?さくら!それは雨寺自身が気付かなきゃならない事だから、別にお前が気にする事じゃないだろ?」
桜「うん、そうだね!」
輝「お前らの言いたい事は解った!」
エリオル「本当ですか?でも、貴方のいとこには十分注意して下さいね!」
輝「いとこ?ああ、アイツかぁ!解った!気を付けるよ!」
桜と小狼とエリオルと美琴は輝の事が心配でならなかった。
美琴「でもさぁ、あんにゃがっこうかりゃ出れば、そういう事は少なくなるんじゃにゃいにょ?」
エリオル「いえ、そんな事をしても、何も変わらないと思いますよ!美琴!」
桜と小狼も、エリオルと同じ様に思っていた。
美琴「う~、良い意見だと思ったにょに~!にゃんで~!」
美琴はエリオルの意見に納得がいかなかったのである。
輝「あ~あ、先が思いやられるなぁ!何か、災厄だなぁ!まぁ、男だったら、殴れば済む事だしな!女の場合はどうすれば、良いのものか?さっぱり、判らん!」
小狼「確かにそうだなぁ!」
エリオル「李君は何を納得してるんですか?」
桜「雨寺君の言う通り、それは確かに難しい問題だよね!」
小狼「そうだな!」
エリオル「一人で悩まず、誰かに相談したらどうですか?雨寺君!」
輝「あ、はい!」
(一番、信用出来る人はあの人しか、居ないんだよなぁ?)
輝はあの人事、白峰椿に相談しようと思っているらしい。椿は輝の学校では先輩に当たる人だ。普段は少し頼りない(少しおっちょこちょいらしい)が、いざという時は頼りになる人である。
エリオル「どうかしたんですか?」
輝「い、/////いや、別に!」
エリオル「まぁ、良いですけどね!」
輝「!?」
エリオルは受け答えが意味ありげで怪しいと疑問に思った輝だが、あえて聞かなかった。
エリオル「そろそろ、帰らなくて、大丈夫なんですか?さくらさん!李君!(小狼は次いで。)」
桜「あっ、そうだ!今日は私がお当番だった!そろそろ、帰らなくちゃ、・・・」
小狼「俺が送る!」
桜「有り難う!小狼君!」
小狼「ああ!まぁ、それは良いんだが、お前こそ、帰らなくて大丈夫なのか?柊沢!」
桜「ホントだ!お家の人が心配するよ!」
エリオル「一人(奈久留)はアルバイトで居ないんですよ!」
輝「そんな事は僕には関係ない!帰れ!柊沢!」
エリオル「ああ、そうですか!良く判りました!今度、僕に会う時はちゃんと、礼儀というものを考えて下さいね?雨寺君!」
エリオルは輝に捨て台詞を吐くと怒って帰ってしまった。一方、呆然と立ちつくす2人。
小狼「お前はホントに柊沢の事が嫌いなんだなぁ!」
輝「き、/////嫌いだ!あんな奴!」
桜「雨寺君は、嫌いだって言ってるけど、エリオル君の事は本当は好きなんでしょ?」
輝「ち、/////違う!」
桜「好きなんだよね!でも、紅葉ちゃんと椿さんに気を使って、本当の事、言えないんだよね?」
輝「/////」
小狼「言えないんだ!」
小狼は輝を責める。
輝「うっ!」
(あんな前世の記憶何か、消えれば良いのに!何で今さら、思い出さなきゃいけないんだ!)
「い、いや、アイツが、クロウが、魔法で僕の記憶に細工したに違いない!そうだ!きっと、そうに違いあるまい!アイツの陰謀だ!」
桜・小狼「クロウさんがなの?/クロウがか?」
輝の発言に驚く2人。
美琴「あたちも、そう思う!クロウって、ひねくれやさんだもにょ!」
桜「ミィちゃん!」
小狼「美琴、言う通りかもな!ただ、何で、今頃、なんだろうなぁ?」
美琴「さぁね、あたちにはわかんにゃい!ただの気紛れなんじゃにゃいの!」
桜「気紛れって、何か、可哀想過ぎない?」
小狼「そうだな!さくら!」
美琴「きっと、クロウは可愛いから苛めたかったのでしゅよ!」
輝「お前はたのしそうだなぁ?美琴!」
美琴「ホントの事じゃにゃい?」
輝「じゃあ、今日の夕食は抜きで良いよな?美琴!」
美琴「それだけは勘弁して下さいませ!あきらちゃま!」
輝「一日位は食べなくても、大丈夫だろ!どうせ、今日も、神棚のお供え物のお菓子を勝手に食べてるんだろう?後、お爺様の仏壇のも!」
美琴「それ、あたちじゃにゃいもん!ケロちゃん(ケルベロス)だもん!昼間、ケロちゃんが遊びに来て食べちゃったんだもん!」
桜と小狼は美琴の発言を聞いて、憤慨する。
桜・小狼「何て、罰あたりな事を!」
美琴「お爺様の仏壇のお供え物の羊羹(ようかん)を勝手に食べてたもん!」
桜「ケロちゃん、そんな悪い事してたの!今日のケロちゃんの夕ご飯は抜きで良いよね?小狼君!」
小狼「良いんじゃないのか!さくら!」
桜「うん、そうだね!」
桜は小狼の意見に納得する。
輝「お前は疑われる事を二度とするなよ?美琴!」
美琴「あ~い!二度としにゃいよ!あきりゃ!」
桜達は美琴の発言を信じられない顔で聞いていた。
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プロフィール
HN:
碧 茶々(みどり ちゃちゃ)
年齢:
39
性別:
女性
誕生日:
1986/01/06
職業:
フリーター
趣味:
Jopの音楽を聴く事と読書
自己紹介:
このブログのプロフィールは「Chocolateparfait」と同じです。上記は「Chocolateparfait」のURLです。
pixivでは淀川秋桜(よどがわコスモス)で活躍してます。後、詩の作者で御影美琴又はMikotoもあたしです。
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