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前回のあらすじ・・・真の双子の姉の茉莉(まつり)に振り回されそうになったところを知世によって、難を逃れた小狼と山崎と真でしたが、・・・・・。

 因みに第4話終了しました!今回は、完結編1の第5話です!

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<「山崎からの誕生日プレゼント」第5話>

 知世,小狼,山崎,真の4人は何とか、茉莉から逃れて、無事に夏物衣料売り場に辿り着いたのだ。

小狼「ああ、何て、鬱陶しい、本城の姉なんだ?全く!」

山崎「まあ、賑やかで良いじゃないか?李君!」

小狼「そうか?俺にはただ、鬱陶しい女としか思えないがな!」

知世「李君には4人のお姉様がいらっしゃいますのよ?山崎君!真君!」

小狼「余計な事を言うな!大道寺!」

山崎「李君に4人のお姉さんが居るのかい?僕は全く、知らなかったよ!お姉さんが4人も居て、僕は李君が羨ましいよ!」

 小狼は山崎の意見を聞いて、悲しい顔をした。

真「李に4人のお姉さんが居るのか?俺は想像しただけで、ぞっとするわ!俺は4人も、お姉さんは欲しくない!」

 真は青ざめて言ったのだ。

小狼(ああ、帰りたい!)

山崎「あれ?それより、2人共、大道寺さんが見当たらないんだけど、何処に行ってたか、知らないかい?」

小狼「俺は知らないぞ!それより、山崎!俺に甚平を買いに来たんじゃなかったのか?」

山崎「あっ、そうだったね!すっかり、忘れたよ!李君!李君、甚平を探しに早速、行こうよ!」

小狼「ああ、解った!山崎!」

山崎「本城君、大道寺さんの事、頼んだからね!」

真「あ、うん!」

 小狼と山崎は甚平を探しに行ったのだ。

知世「あら?李君と山崎はどちらへ、行かれましたの?真君!」

真「2人は甚平を探しに行った!で、ともよちゃんがその手に持ってるのは何?」

知世「浴衣と甚平ですわ!早速、御試着をしてみて下さいな?真君!」

真「うっ、だから、さっきも、言ったけど、こんなの着ないからな!」

知世「何を遠慮なさってらっしゃるの?早く、御試着をしてみて下さいな?真君!」

真「わ、解った!試着室、絶対、覗くなよ?」

知世「はい、解りましたわ!真君!絶対に私、覗きませんわ!」

 その頃、小狼と山崎は甚平の色を選んでいた。

山崎「李君はやっぱり、緑だよね?」

小狼「いや、その色も良いが、俺は青色が良い!」

山崎「青色?涼しげで良いね!」

小狼「ああ、そうだな!俺はこれにする!」

山崎「解ったよ!李君!早速、試着しておいでよ?僕はここで待ってるから!」

小狼「ああ、解った!」

 小狼は試着室に向かうと、知世と真が揉めていたのだ。

真「この色は幾ら何でも無いんじゃないか?」

知世「あら、そんな事は無いと私は思いますわよ!真君!」

真「納得いかない!自分で決めれば、良かった!」

知世「折角の私の行為を踏みにじるんですの?酷いですわ!」

真「何が酷いだ!自分の考えを押し付けるな!」

知世「私はこの色がお似合いだと思いますのに!」

真「この色は俺にはあまりにも派手過ぎる!自分で選んでくるわ!」

 真は試着室でさっさと制服に着替えると、知世の前を去って行った。

知世「どうして、私の気持ちを解って下さらないの?真君!」

小狼(ああ、コイツに関わると、ろくな事はない!大道寺に見つかる前にこの場から、立ち去りたい!)

 小狼は試着室に入ると、さっさと甚平に着替えて、山崎の処へ向かおうとした。知世が小狼に気づく様子はない。知世の事を良く見てみると、泣いていたのだ。

小狼(こんな大道寺は今まで見た事がない!ひょっとしたら、これは嘘泣きかもしれない!コイツが泣くはずがない!変に関わったら、大変だ!自分の身が危ない!でも、本当に泣いているのだとしたら、コイツをどのように慰めたら、いいのだろう?迷っていても、仕方がないとりあえず、声を掛けてみよう!)

「あのぅ、大道寺!」

知世「私は自分に腹がたっていますの!李君、私は何て、最低な人間なんでしょう?それを考えるために1人になりたいのですが、折角、心配してお声掛けて下さったのは有り難いのですが、私はこれで失礼します!」

 知世は走り去って行ったのだ。

小狼(何だアイツ!)

 小狼はお会計を済ませていない甚平を着ているので、追い駆ける事が出来ないのである。なので、ただ、小狼は途方に暮れるしかなかったのである。

山崎「どうしたんだい?李君!」

 いつの間にか居た山崎に心配そうに声を掛けられたのである。

小狼「大道寺って、あんな奴だったか?」

山崎「いや、違うと思うよ!大道寺さんは困った子だねぇ!」

小狼「確かに困った奴だ!」

山崎「今は追いかけずにそうっとして置いた方が良いと僕は思うよ!」

小狼「ああ、そうだな!って何でここに居るんだ?」

山崎「李君があまりにも、遅いから、待ちくたびれて来たんだよ!その色似合うね!木之本さんに写メを撮って見せてあげようよ!李君!僕が撮ってあげようか?」

 山崎は赤い携帯電話を取り出し、小狼に向けて撮る構えをしている。

小狼「恥ずかしい事をするな!/////」

山崎「まあ、遠慮するなよ!きっと、木之本さんは喜ぶよ!」

 山崎は赤い携帯電話を持って、小狼に歩み寄ってくる。

小狼「いやだ~!こっちに来るな!」

 小狼は必死に後ずさる。

山崎「撮られて何か、拙い事でも、あるのかい?李君!今さら、恥ずかしがる事もないだろう?李君!」

小狼「うっ!」

(ああ、言われみれば、・・・)

「な、無い!ご、ごめん!」

山崎「わかれば良いんだよ!李君!」

 小狼は無駄な抵抗を止めて、撮られる事にしたのだ。

小狼「さくらに送るのは良いのだが、アイツには送るなよ?」

山崎「アイツって、誰の事だい?李君!」

小狼「大道寺と柊沢!アイツ等は面白がるからな!」

山崎「ああ、何か、理由は知らないけど、解ったよ!」

 山崎は小狼の話に納得したのである。

つづく・・・
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碧 茶々(みどり ちゃちゃ)
年齢:
38
性別:
女性
誕生日:
1986/01/06
職業:
フリーター
趣味:
Jopの音楽を聴く事と読書
自己紹介:
このブログのプロフィールは「Chocolateparfait」と同じです。上記は「Chocolateparfait」のURLです。

pixivでは淀川秋桜(よどがわコスモス)で活躍してます。後、詩の作者で御影美琴又はMikotoもあたしです。
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